千代田区って
千代田区は23区の1つですが、人口は6万人程度なので新宿や世田谷などのエリアと比較すれば、さほどのい人口ではありませんが、特別区指定になっています。
千代田区といえばやはり皇居のある街、そして都内でも政治経済の中心地、さらに高級住宅地が並ぶエリアとの印象が強いです。
歴史はさほど古くありません。
昭和22年に鞠町区と神田区が合併してできたのです。
位置的には23区の中央になり、区の中央に皇居があります。
地形的には武蔵野台地と沖積平野に挟まれた中にあり、神田川と日本橋川が区内を流れているといった状況です。
皇居だけで区全体の1割以上を占めていて、皇居を取り囲むようにオフィス街や宅地が配置されている感じになります。
江戸時代は徳川幕府の本拠地として繁栄を極め、明治になってからは明治政府の本拠地として、政治の中枢をにになってきたのです。
古来より利根川、荒川、多摩川といった河川に加えて、入り江も配するなど水利恵まれた環境だったため、日本の水運の中心地として栄えてきました。
明治維新の影響でそれまで江戸城周辺に居住していた武家屋敷が、一斉に取り払われ無人になってしまった事がありましたが、明治政府の要人が移り住んだ事で、再び人口が復活したものの、地盤がゆるかった事が災いして関東大震災で大打撃を受け、再び人口が激変、さらに東京大空襲で焼け野原になるなど、それなりに波瀾万丈な道のりです。
一方でオフィス街や官庁街および文教エリアの整備などが進められてきた事もあって、2015年には全国1位の人口増加率を誇るまでに回復しています。
オフィス街もそうですが高級住宅地ともなっているのが現在の千代田区です。
そうした影響もあって年間を通して開催されるお祭りも、皇居の一般参賀や平将門例祭が行われるなど、他地域とは少し変わった雰囲気があります。
京都の祇園祭や大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りの1つ神田祭りが行われるなど、庶民的な面もあるのは事実です。
他では見られない歴史の流れがあるものの、住んでみたい街の1つになるなど、国民のあこがれの街にもなっています。
千代田の特長
千代田区の一番の特徴は夜間と日中の人口格差です。
夜間は約5万人の人間が行き交うのに、昼間はおよそ20倍の100万人の雑沓でにぎわうといった変貌を目の当たりにします。
これではどう考えても歓楽街は繁栄しそうにありません。
同じ東京でも眠らない街と異名を取る新宿区とは偉い違いです。
皇居の北は大型量販店や楽器店、古本屋が並ぶなど学生と下町風情が色濃く残る界隈であり、東はオフィス街が広がっています。
南東側は国会議事堂を含む行政機関が立ち並ぶ永田町が広がっているといったように、多彩な表情を示しているのが千代田区なのです。
千代田のお薦めスポット
なんといっても皇居周辺を散策するのが一番のおすすめです。
多彩な表情を持つ千代田区を堪能してください。