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引っ越しで受けられる助成金について

助成金対象者

東京に引っ越しをするとなると、相当のお金がかかることは覚悟しなければなりません。
部屋を借りるための敷金や礼金、不動産屋さんに払う手数料などはバカになりませんし、家電や家具も揃えようとするとかなりの出費になります。
お給料のいい仕事が既に決まっているのであれば、引っ越しにかかる初期費用を払う目処がつくかもしれませんが、引っ越しには助成金を使えるケースがあることも頭に入れておきましょう。

引っ越しで助成金の恩恵を受けやすいのは、子育て世帯や新婚世帯、またはひとり親・高齢者・障害者などの世帯です。
子育て世帯では、特に義務教育修了前の子供がいると助成金が出やすくなります。
また、結婚を機会に引っ越しをする場合、引っ越し費用の一部や家賃の一部を助成してもらえることがあります。

六十歳以上の高齢者やひとり親で子供を育てている人、障害者世帯なども引っ越す際に助成金を受けることができます。
さらにもう一つ、親世帯との近居または同居を考えている場合も助成金が出ることがありますので、確認してみましょう。

区ごとにある助成金

東京23区にも引っ越しに対する助成金があり、制度は区によって異なっています。
例えば新宿区の場合、学生や働く単身者でも助成金を受けられることがあります。
「民間賃貸住宅家賃助成」では、学生または単身勤労者を対象に月1万円、最長1年間の助成金が出ます。

この助成金の恩恵を受けるためには、年齢が18歳から28歳までで、月額家賃が9万円以下という条件をクリアしていなければなりません。
子育てファミリーであれば助成金額は月3万円、助成期間は最長で3年です。
義務教育終了前の子供がおり、子供の出世や成長を機に住み替えをする場合には、転居前後の家賃差額(月額で最大35,000円まで)と引っ越しにかかる費用に対する助成金(最大10万円)をもらうことができます。

千代田区の場合、親世帯と近居するために引っ越しする、子供の成長に伴い転居する場合に「次世代育成住宅助成」を受けることができます。
この場合、年間所得が2人世帯で189万6,000円~1,038万8,000円であること、住戸専有面積が30.0平方メートル以上であることが条件となります。

千代田区にはもう一つ「居住安定支援家賃助成」というものがあり、区内に2年以上居住している人に対して助成金が支給されます。
高齢者であれば、月額5万円の助成金を2年間にわたって受け取ることができます。

助成金を受ける際の注意点

助成金は、受けられる人の数と申し込み期間が定まっていますので、早めに情報を収集しておくことが大切です。
今までに家賃を滞納したことがあると助成金を受けられないことがありますので、注意しましょう。