東京はブラック企業だらけ?
ブラック企業は、定義は明確化されていませんが、特徴として長時間労働やパワーハラスメントが多いことなどが挙げられます。
実際にブラック企業で働くと、辛い思いをするだけではなく、うつ病などになってしまうこともあります。
そんなブラック企業は、地方よりも東京の方が多い傾向があるとされています
人口が多い、会社が集中しているからなどの理由が挙げられますが、この他にも2つの理由があります。
1つ目の理由は、企業に経費が多くかかり、利益を出すことで精一杯だからです。
東京は地方よりもビルやテナントの家賃が高いので、維持費だけでも多くの資金が必要となります。
人件費を削減すればそのぶん他の必要経費にあてられますから、一人当たりの業務量も増えてしまいます。
あまりにも業務量が多いと、業務時間内に終わらせることができず、長時間労働、休憩なしでの勤務など過重労働の原因となってしまうのです。
2つ目は、地方に行けば行くほど人との繋がりが密接になり、良い噂も悪い噂もすぐに広まってしまう傾向がありますが、東京にはそれがない点が挙げられます。
悪い噂が出れば関わることも避けるようになるので、ブラック企業に就職することを防げます。
しかし、東京では人との繋がりが密接ではなく、全く知り合いのいない企業に就職することは珍しくありません。
現代ではインターネットの口コミやSNSで職場としての評判を探せますが、中小企業であればそういった投稿をしている人もおらず、欲しい情報が手に入らない場合もあります。
そのため、悪い噂があっても広まりにくく、企業も対策をしない場合があるので、ブラック企業がブラック企業のまま運営されていることが多い傾向があるのです。
ブラック会社に引っかからないためのコツは?
ブラック会社に引っかからないためには、求人だけを見て決めることを避けましょう。
しっかりと企業を調べてから、その企業に勤めるかどうかを判断することが重要です。
まず、募集人数が多い、求人がいつ見ても出ている会社は避けた方が良いと言われています。
労働環境が悪く、離職率が高い職場の可能性があるからです。
しかし、経営が上手くいっており事業拡大をするために募集人数が多い場合もありますから、企業の売上や株の動きを見て判断しましょう。
また、募集後の採用担当のやり取りでも見極められる点はあります。
面接の連絡が夜遅くに来たり、明日面接するなどの連絡が来たりする場合は、ブラック企業の可能性があります。
業務が多すぎて日中に連絡できない、常に人手不足で早く人員が欲しいので選考はせずに採用する、よくない姿勢が見受けられます。
心配な場合、厚生労働省が公開しているブラック企業リストで検索してみましょう。
リストに載っていないからと言ってホワイトな企業とは言い切れませんが、ある程度の目安にはできるはずです。